こんにちは。「伏見と、名古屋と、お仕事と。」編集部です。今年の名古屋は、なんだかいつもより賑やか。第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)が9月19日に開幕して、今日9月24日で早くも6日目を迎えました。街のあちこちでボランティアさんの黄色いウェアを見かけて、地元民としてはちょっと誇らしい気分になっています。今回は、名古屋会場で行われたバスケットボール男子競技の結果について、日本代表の戦いぶりを中心にじっくりまとめてみようと思います。実は取材を進めるうちに、64年ぶりという歴史的なキーワードに出会うことになりました。さっそく見ていきましょう。

まず気になるのが、名古屋のどこでバスケの試合が行われていたのかということ。地元だからこそ、ちゃんと押さえておきたいポイントです。
男子・女子ともに5人制バスケットボールの会場となったのは、名古屋市北区にある愛知国際アリーナ(愛称:IGアリーナ)です。最寄り駅は地下鉄名城線の「名城公園」駅で、出口から歩いてすぐという抜群の立地。名古屋駅からも地下鉄で15分ほどとアクセスしやすく、最大約1万7000人を収容できる真新しいアリーナとして注目を集めていました(参照:NAGOYAJIN「アジア大会 バスケットボール観戦ガイド」)。ちなみに観客用の駐車場は用意されておらず、公共交通機関での来場が呼びかけられていたのも、都心型の新アリーナらしいところだなと感じました。
ここでちょっと面白いのが、男子5人制バスケットボールは大会の開会式(9月19日)よりも前、9月10日から一足早く始まっていたということ。大きな国際大会では、会場の稼働日数を確保するために一部競技が開会式前からスタートするケースがあるのですが、バスケもそのひとつだったわけです。つまり今日9月24日の時点では、男子バスケットボールはすでに9月20日をもって全日程を終えています。「え、もう終わったの?」と思われた方もいるかもしれませんが、だからこそ今回はその結果をしっかり振り返る意味があると思っています。

結果を追う前に、まずはどんな顔ぶれが集まっていたのかを整理しておきましょう。日本代表がどんな道のりを歩んだのか、グループ分けを知っておくとぐっとわかりやすくなります。
男子競技には12の国と地域が参加し、4チームずつ3つのグループに分かれて予選リーグを戦いました。
日本代表は、優勝候補の一角である韓国と同じグループAに入るという、なかなかタフな組み合わせでした。この時点で「厳しい戦いになりそう」と感じたバスケファンも多かったのではないでしょうか。

気になる日本代表のグループステージでの成績を見ていきます。地元開催という後押しもあって、序盤から積極的な戦いを見せていました。
日本代表は3試合を戦い、2勝1敗という成績でグループステージを終えました。試合結果は次のとおりです。
初戦のインドネシア戦は98得点というハイスコアで貫禄の勝利。続くサウジアラビア戦も86-80で競り勝ち、幸先の良いスタートを切りました。ただ、グループ最終戦となった韓国戦では、日本バスケットボール協会(JBA)の大会レポートによると終盤にディフェンスのプレッシャーへの対応で苦しみ、第4クォーターで突き放される形となり83-100で敗れています(参照:JBA「日本 83-100 韓国」大会レポート)。とはいえ2勝1敗という結果でグループA2位となり、しっかりと決勝トーナメント進出を決めました。

グループステージ最終戦でつまずいた日本代表でしたが、ここからの決勝トーナメントでの勢いがすごかった。順を追って見ていきます。
9月16日に行われた準々決勝の相手はチャイニーズ・タイペイ。日本は第3クォーターまでに最大19点差までリードを広げましたが、終盤に猛追を受け10点差まで詰め寄られる場面もありました。それでも最後は逃げ切り、85-78でチャイニーズ・タイペイを下してベスト4進出を決めています(参照:JBA「日本 85-78 チャイニーズ・タイペイ」大会レポート)。
そして迎えた9月18日の準決勝、相手は予選グループCを全勝で突破してきた中国。ここで日本代表は97-77というスコアで中国を圧倒し、決勝進出を決めました。この結果は1962年のジャカルタ大会以来、実に64年ぶりとなる決勝進出だったそうです(参照:JBA「日本 97-77 中国」大会レポート)。もう一方の準決勝では韓国がイランを77-51で下しており、決勝カードは「日本 対 韓国」というアジアの頂点にふさわしい顔合わせになりました。
準決勝の中国戦では、フィジカルで勝る中国相手に、日本はスピードを生かしたバスケットで対抗。ベンチメンバー12人全員を起用しながら試合の強度を保ち、特に第3クォーターはシュート成功率の高さを見せて中国を大きく上回るペースで得点を重ねたと報じられています。地元・名古屋のアリーナで見せたこの快進撃、会場は相当な盛り上がりだったんだろうなと想像します。
いよいよ迎えた決勝戦。ここまで勢いに乗ってきた日本代表でしたが、最後の壁は簡単には越えられませんでした。
9月20日、愛知国際アリーナで行われた決勝戦は韓国が57-67で日本を下し、金メダルを獲得しました。日本代表は初優勝とはなりませんでしたが、64年ぶりとなる決勝進出の末に銀メダルを手にしています。10点差という僅差の敗戦で、試合後には選手から「僕たちは優勝を目指していた」というコメントも聞かれたそうです(参照:TBS NEWS DIG「バスケ男子日本は銀メダル」、Olympics.com「アジア競技大会2026 バスケットボール男子 結果速報」)。それでも、地元開催の大会でここまで勝ち上がった姿は、名古屋で応援していたファンにとって大きな誇りになったのではないでしょうか。
準決勝で敗れたイランと中国による3位決定戦も9月20日に組まれていましたが、本記事の執筆時点で明確なスコアの裏付けが取れませんでした。無理に断定はせず、最新のメダル確定情報は大会公式サイトなどで確認いただくのが確実です。
ここまでの内容を踏まえて、読者の方から聞かれそうな疑問にまとめてお答えしておきます。
会場は名古屋市北区の愛知国際アリーナ(IGアリーナ)で、開催期間は2026年9月10日から9月20日でした。大会全体の開会式(9月19日)より前に競技がスタートしていたのがポイントです。
グループステージを2勝1敗のグループ2位で通過し、準々決勝でチャイニーズ・タイペイ、準決勝で中国を破って決勝に進出。決勝で韓国に57-67で敗れ、銀メダルという結果でした。
決勝の相手は韓国で、スコアは韓国67-57日本。韓国が金メダル、日本が銀メダルとなりました。
3×3バスケットボールは金城ふ頭駅前の特設コートなど、5人制とは異なる会場で行われています。女子の5人制バスケットボールも愛知国際アリーナが会場となっており、こちらは大会日程が男子と異なるため、気になる方は大会公式サイトやJOC「バスケットボール/愛知・名古屋アジア大会」のページを確認してみてください。
今回は、あいち・なごや2026アジア大会のバスケットボール男子競技について、名古屋会場での結果を中心に振り返ってみました。グループステージでの韓国戦黒星から一転、準々決勝・準決勝と勝ち上がって64年ぶりの決勝進出を果たした日本代表の姿は、地元で見ていた身としても本当に胸が熱くなるものでした。決勝では惜しくも敗れたものの、銀メダルという結果は十分に誇れる成果だと思います。アジア大会自体はまだ10月4日まで続いています。名古屋・愛知の各会場では引き続きさまざまな競技が行われているので、これからも「伏見と、名古屋と、お仕事と。」では気になる結果をどんどん追いかけていきますね。