思う

パンフレット制作 パンフレットとリーフレットの違いとは?

パンフレットとリーフレット、名前が似ててややこしい

会社説明会なんかに行くと、山ほどもらえる冊子たち。チラシポスターの次くらいに身近な印刷物、いわゆる『パンフレット』と呼ばれる類のものだ。

ところで皆さんは、パンフレットとリーフレットの違いってご存知だろうか。
「パンフレットだかリーフレットだかゴーフレット(※)だか知らないけど、名前が似ててややこしい!」と叫んだことがある人も多いんじゃないだろうか。

 

今日は、そんな人間生きていれば誰しもがぶつかる疑問『パンフレットとリーフレットはどう違うのか』ということについて考えてみようと思う。

※ゴーフレット:薄く焼いた洋風のおせんべいにクリームを挟んだお菓子。おいしい。

 

パンフレットとリーフレットの違い

パンフレット

パンフレットは、製本されていない(ハードカバーなどがついていない、紙を綴じただけの)小冊子のこと。

特に、企業の会社案内や製品・サービス紹介、採用案内(リクルートガイドとも)、大学や専門学校の学校案内なんかによく使われる形。冊子になっているので、たくさんの情報を載せることができるのが利点。

※ちなみに、「本」と「小冊子」の違いはページ数。5ページ以上49ページ未満は「小冊子」、49ページ以上のものが「本」と、1964年のユネスコ議会で決められたんだそうな。

リーフレット

一枚の紙を折りたたんだ印刷物のこと。ミニパンフレット、折りパンフレットとも呼ばれる。テーマパークの案内や商業施設のフロアマップ、製品・サービスの簡単な紹介をするのなんかに使われる。

なんせ紙一枚なので、盛り込める情報量はパンフレットほど多くない。しかし、折り方やデザイン次第で冊子にはできないユニークな見せ方もできる。

アピールしたい製品やサービスが複数ある場合、それぞれに個別でリーフレットを作るというのも効果的。きちんと冊子になったパンフレットよりも手に取りやすく、ほしい情報だけ選んで持ち帰ることもできる。

 

『会社や製品・サービスについて詳しく説明したい!』などの情報量が多い場合は「パンフレット」、一冊あたりの情報量は少なめで気軽に読んだり持ち帰ったりしてほしい場合は「リーフレット」と使い分けるのがおススメ。

 

パンフレット・冊子の綴じ方いろいろ

ノート
冊子っていうのは紙を重ねて綴じ合わせたもの。その綴じ方にもいろいろあって、用途に合わせて使い分けられている。その中でも、パンフレットなどの一般的な冊子では『中綴じ』と『無線綴じ』の二つが主に用いられている。

中綴じ

紙を重ね合わせて2つ折りにし、真ん中をホッチキスの針でパチンと綴じる綴じ方。根元までしっかり開けるので、見開きでどどーんと見せたいページがある場合なんかに向いている。ただ、あんまりページが多い冊子(44ページ以上が目安といわれる)には向いていない。

無線綴じ

表紙で本文を包むように糊付けする綴じ方。ページ数や紙の厚さに応じて背表紙の幅を変えられるので、中綴じには少し荷の重いようなページ多めの冊子にも適している。

ただし、ページが根元まで開けないという弱点がある。綴じた部分に近いところ(ノドと呼ばれる)は文字や写真が見づらくなってしまうので、そこも考えて中身を作らないといけない。

 

そのほかにも、無線綴じをさらに針で補強した『平綴じ』、糸でかがって綴じる『糸綴じ』、日本の伝統的な綴じ方『和綴じ』、根元まで開けないという弱点を克服した無線綴じの上位互換『あじろ綴じ』などなど、さまざまな綴じ方がある。

 

リーフレットの折り方いろいろ

紙
冊子の綴じ方にいろいろあるように、リーフレットの折り方にもさまざまなバリエーションがある。

二つ折り

読んで字のごとく。1枚の紙を2つに折ったシンプルな形。

三つ折り

これも読んで字のごとく。1枚の紙を3つに折ったもの。アクセサリーや雑貨などの商品紹介、施設の案内などに使われるポピュラーな形。

折り方によって巻き三つ折り、外三つ折り、片袖折りなどに分かれる。巻き三つ折りは観音開きの形になるので『片観音折り』とも呼ぶ。外三つ折りは紙をアルファベットのZの形に折るので『Z折り』とも呼ばれる。

四つ折り

全部縦方向に折るもの(外四つ折り、両観音折り、巻き四つ折りなど)と、縦で折ったあとに横向きに折る十字折りなどがある。

そのほかにも、長い紙を互い違いに折る蛇腹折り、DM折りにMAP折り…などなどたくさんの折り方がある。『折り』っていう字がゲシュタルト崩壊しちゃうくらいには。

 

パンフレット・リーフレットのたのしい加工いろいろ

特殊印刷
パンフレットやリーフレットに限った話じゃないけど、印刷物にはいろいろと楽しい加工を施すことができる。ほかにはないちょっと特別なパンフレットを作りたい方は必見だ。

隆起印刷

普通に印刷した上に樹脂を盛り、ぷくっと盛り上がった感じにできる加工。バーコ印刷、デコレート印刷とも呼ばれる。

PP加工

ポリプロピレン加工の略。ポリプロピレン製のフィルムを印刷物の表面に貼り付けることで、丈夫かつ綺麗に仕上げる加工。主にグロスPP(つやつや)とマットPP(つや消し)の二つが用いられる。グロスPPはクリアPPとも呼ぶ。

トランスタバック加工

印刷物の表面につやを出したり、ホログラムでキラキラさせたりできる加工。フィルムを直接貼り付けるPP加工に対して、フィルムの質感だけを転写するのがトランスタバック加工。フィルムが繰り返し使えるので、PP加工よりも低コストでできるのが魅力。

箔押し加工

金箔・銀箔などの金属箔を、熱と圧力で紙に転写する加工。ほかの印刷方法では出せない金属光沢で高級感アップ。目立たせたいロゴなどに使うのがおススメ。

トムソン加工

刃を組み込んだ特殊な木型(トムソン型)を使って紙を切り抜いたり、ミシン目や折り線をつけたりする加工。普通に断裁するよりも複雑な形に切り抜くことができる。この木型を発明したアメリカのジョン・S・トムソン氏の名前からこう呼ばれている。

 

~パンフレット・リーフレット制作 お問い合わせの例~

パンフレットやリーフレットを作る上で、綴じ方・折り方と同じくらい大事になってくるのが“紙”。良い紙を使うと、それだけで出来上がりが大きく違ってくるんです。

“良い紙”の何が良いって、手触り。

「え、それだけ?」などと侮るなかれ。パンフレットを手に取ったときの感触が良いと、それだけで「ちゃんとしてる」って思わせることができるんです。ぺらぺらの紙でできたパンフレットと、手触りのいいしっかりした紙でできたパンフレット。どちらがより「ちゃんとしてる」と感じるかはもうお分かりですよね。

直接手に取るものだからこそ、コンテンツやデザインなどの中身と同様に、紙にもこだわることをおすすめします。「良い紙でパンフレット・リーフレットを作りたい!」というご相談はぜひ弊社まで。

もちろん構成からデザイン、取材、撮影、ライティングなど“中身”の部分もバッチリお作りいたします!

お問い合わせはコチラから:名古屋のWEB制作会社 フリースタイルエンターテイメント

 

そのほかのお仕事についてはコチラ!

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