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伏見地下街 おいでませ、伏見アンダーグラウンド(伏見地下街)

錦通りに妖しく浮かぶ、伏見地下街へ続く青い扉

昔の人は言いました、「伏見を歩けば飲み屋に当たる」と。

 

伏見は名古屋有数のオフィス街で、飲み屋をはじめとしたさまざまな飲食店が立ち並んでいる。だけど、それはなにも地上に限った話じゃない。

夜の錦通り、青く輝く妖しい扉。
その階段を下りた先に広がるは、格安立ち呑み天国『伏見地下街』だ。

 

伏見地下街の壁を彩るアート

1957年、地下鉄伏見駅開業の翌日にオープンした伏見地下街は、現在も当時の空気を色濃く残すディープスポット。
伏見地下街全体の長さは約240m。一般的なシマウマの体長が約2.4mだから、シマウマ100匹ぎっしり並べればだいたいちょうどいいくらいの長さだ。

地下街の入り口である青い扉は、2013年に「あいちトリエンナーレ」という芸術祭が行われた際に出展されたアートの一部。
伏見地下街には、壁や床にもトリックアートが施されていて、歩いているとなんだか不思議な感覚になる。

 

正直、最初「クオリティが高すぎて見逃された落書き」だと思ってたのは内緒の話な。

 

伏見地下街といえば「立ち呑み」!

昔ながらの喫茶店やハンバーガーショップ、画廊などなど複雑怪奇なお店が立ち並ぶ伏見地下街には、魅力的な「立ち呑み屋」があふれている。仕事帰りにちょっと一杯、なんていうのもたまにはいいかも。うそ、毎日でもやりたい。

 

伏見地下街立ち呑みブームの火付け役となった「おお島」をはじめ、気さくなマスターとのおしゃべりが楽しい「チカバル」、新しいお酒との出会いを求める人にもピッタリな「立呑やいちゃん」、お酒一杯でビュッフェ形式のおばんざい10種食べ放題の「呑み処 千」などなど、店の顔ぶれは非常に個性豊かだ。

中には、「せんべろ(1,000円でべろべろに酔っ払えるの意)」というお得なメニューやセットを展開しているお店もある。

全部はしごして回りたい。

 

東の辰巳新道、西の味園ビル、真ん中の伏見地下街

東京都江東区、門前仲町駅からすぐのところにある飲み屋横丁、それが辰巳新道だ。食券制で気軽にもつ焼きが楽しめる「ニューもつよし」、築地市場から仕入れた新鮮なお魚が食べられる「居酒屋ゆうちゃん」などのお店が立ち並ぶ。

店舗には昭和時代の建物がそのまま使われていて、漂う雰囲気はとってもノスタルジック。

 

大阪の中心部、梅田に鎮座する味園ビル。繁華街の只中にありながら昼間はひっそりと静まり返り、夜にはまばゆいネオンと賑やかな音楽であふれるディープスポットだ。

お酒を飲みながらファミコンやり放題の「ファミコンバーDendo」、駄菓子や漫画がずらりと並び、若手芸人のライブイベントなんかも開催される「白鯨」など、サブカルとお笑い文化がごちゃ混ぜになった独特の雰囲気が楽しめる。

 

ちょっとディープな飲み屋街って、探せば割とあるもんなんだな。辰巳新道も、味園ビルも、そして我らが伏見地下街も、それぞれ独特の雰囲気を持っていて魅力的だ。
日本全国津々浦々アングラ飲み屋巡りの旅…なんていうのも楽しいかもしれない。

※東京・大阪のお店については情報源がインターネットオンリーのため、正確な情報ではない可能性があります。

 

伏見地下街から今後も目が離せない

水族館の水槽
伏見地下街は、駅から近いどころか駅直結だし、地下だから雨でもへっちゃらだし、お店は終電前に閉まるから「うっかり呑みすぎて終電逃した!」なんてこともない。

仕事帰りにさっと寄って、一杯だけひっかけて帰る…みたいなことができちゃう。それが伏見地下街だ。控えめに言って最高。

 

伏見地下街の理事を務める岡田氏によると、将来的に地下街の規模をもう少し広げる野望があるとのこと。そうしたらいったいどんなお店が入るだろう。

 

…あ、いいこと思いついた。水族館作ろうぜ水族館。
伏見地下街のテーマカラーは青、これはもう水族館にピッタリじゃないか。地下空間に並ぶ水槽。なんて神秘的。最高。それに地下水族館は国内にまだ1か所しかない。作るなら今だ!ビジネスチャンス!

地上の喧騒を忘れ、優雅に泳ぐ魚を眺めながら酒を飲む。
…どう考えても最高じゃない?

詳しくはコチラ:伏見地下街 フロアガイド

 

Map/Info

名称
伏見地下街
住所
愛知県名古屋市中区錦2丁目13−24号
営業時間
7:30~23:00
電話番号
052-231-4409
公式サイト
https://fushimi-underground-mall.nagoya/
名称
辰巳新道
住所
東京都江東区門前仲町2丁目9−4
営業時間
電話番号
公式サイト
名称
味園ビル
住所
大阪府大阪市北区西天満5丁目12−8
営業時間
電話番号
公式サイト

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