まあ、確かにそうかもしれない。
だけど僕はリトルワールドが好きだ。誰が何と言おうと。
そもそも、古き良き日本の明治ロマン的な雰囲気を楽しむ明治村と、世界各地の文化を体験して楽しむリトルワールドは目指すところが違う。つまり、この2つを比べること自体がナンセンスなんじゃないだろうか。
というわけで今回は、明治村と人気を二分するテーマパークであるリトルワールドについて語ろうと思う。小1時間くらいかけて。
明治村についてはコチラの記事で:明治村 – そうだ 電気ブランを飲みに、明治村に行こう。
え?リトルワールドが人気なのはお前の中だけだろって?馬鹿を言うな。
論より証拠、2017年度の入場者数を見てくれ。明治村が51万2千人、リトルワールドが48万4千人で割といい勝負なんだぞ。(3万人は誤差の範囲内とする)
愛知県犬山市にある『野外民族博物館リトルワールド』は、世界中から移築された建築物や各種展示などを通して、異国の文化に触れられる新しい博物館だ。
その敷地面積は123万㎡を誇り、地味に日本で2番目に広いテーマパークでもある。(ちなみに明治村は100万㎡で3位、1位は152万㎡のハウステンボス)
その広い敷地内に立ち並ぶ建築物は、現地からそのまま移築したもの(つまり実際に使われていたもの)や、現地の職人を呼びよせて忠実に再現したものばかり。“それっぽいレプリカ”で終わらせないところに「博物館」としてのプライドがうかがえる。
入館料は大人1人1,700円、高校生1,100円、小中学生が700円、3歳以上の幼児は300円。明治村の時間旅行きっぷと同様、入館料とお得な特典がコミコミになった『まるドキッ リトルきっぷ』も是非ご利用あれ。
詳しくはコチラ:まるドキッ リトルきっぷ – 名鉄のオススメ
リトルワールドといえば、世界各国の民族衣装を着て記念撮影ができる民族衣装体験。かわいい衣装にバッチリのロケーション、インスタがはかどっちゃうこと請け合い。
…それは確かにそうなんだけど、僕がいちばん推したいポイントはやっぱり食べ物だ。
アフリカのグルメが味わえるショップ『アフリカンプラザ』では、日本ではめったにお目にかかれないワニ・ラクダ料理が食べられる。
ラクダがけっこう“肉!”って感じなのに対して、ワニはその見た目にそぐわず淡白なお味。さっぱりしてて癖もなく、鶏肉みたいでおいしい。
そりゃこうなるわな。
ドイツといえばソーセージとビール。ドイツ料理を提供するレストラン『ガストホフバイエルン』のメニューも、その期待を裏切らない品揃えだ。中でもドイツソーセージ4種の盛り合わせと、現地でも人気のドイツビール「レーベンブロイ」の組み合わせは鉄板。
レーベンブロイ以外にもいろいろなドイツビールが揃っているので、ビール好きなら要チェックだ。人気のビール3種類が飲み比べられるセットもあるよ。
ソーセージ盛り合わせ(1,400円)
『台湾小館』のメニューに並ぶのは、日本でもおなじみの台湾グルメたち。イマドキ女子を中心に人気のタピオカジュース、名古屋人になじみの深い台湾ラーメンはもちろん、肉まんや小籠包などの点心メニューも充実している。
これは僕おススメのココナッツ団子。
ココナッツの香りとカスタードの優しい甘さ、モチモチ食感がクセになるスイーツ。
世界のおいしい食べ物が魅力のリトルワールドで人気のイベント、世界のグルメフェア。「スープ料理」や「アイスクリーム」など、特定のテーマに沿った限定メニューが味わえる催しだ。
2018年は『世界あったか鍋紀行(2017年12月9日~2018年3月4日)』『ワールドスイーツフェア(3月10日~7月1日)』『世界の肉フェスタ(9月8日~12月2日)』などが開催された。ユニークな広告やCMがたびたび話題になるので、目にしたことがある人も多いんじゃないだろうか。
2018年10月に開催された肉フェスの様子がこちら。
韓国のタッコチ(コチュジャンを使った焼鳥)
タイのムーピン(ナンプラーで味付けした豚肉の串焼き)とシンハービール
グルメフェス以外にも、季節ごとにいろいろなイベントが開催されるリトルワールド。
…なんだけど、ここで覚えておいてほしいことが1つある。夏に浴衣を着ていくと入村料が500円になるのは、明治村だ。
残念ながら、リトルワールドに浴衣で来ても特に良いことはない。暑いし。民族衣装体験もやりづらくなっちゃうからね。
“民族博物館”なんて言われちゃうと、よく分からない史料がずらっと並べてあって、それをただ見るだけ…みたいなのをイメージする人も多いかもしれない。
あと僕の周りに多いのが、「リトルワールド?小学生の遠足で行ったけど、そんなに楽しくなかったからそれ以来行ってない」っていう人だ。
もったいなさすぎる。リトルワールドは大人になったからこそ行くべきところだ、これは間違いない。
なんてったって、愉快な音楽が流れる異国の街並の中、青空の下で飲むビールほど最高なものはないからだ。
犬山城下町からリトルワールド行きのバスも出ていることだし、城下町へおでかけのついでに世界一周…っていうのはいかがでしょう?
現在、リトルワールドでは『チーズグルメフェス』&『民族衣装フェア』を開催中。
13ヶ国のチーズグルメが味わえたり、チーズ作り体験ができたり、一部エリアの民族衣装を好きなだけ着れちゃったり。
年間パスポートがもらえるキャンペーンなんかもやってるので、この機会にぜひ足を運んでみてね!
会期:2018年12月8日(土)~2019年3月3日(日)
詳しくはコチラ:世界のチーズ&民族衣装フェア | 野外民族博物館 リトルワールド
最近開設されたリトルワールド公式Instagramはコチラ:@Littleworld_official
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