明治村にリトルワールド、日本モンキーパークにお菓子の城。愛知県の観光名所として名前が挙がるものの多くが、ここ犬山に集中している…気がするのは僕だけだろうか。
僕の大好きなリトルワールドの話…はまたの機会に1週間くらいかけて語るとして、今日はあえて犬山城の話をしよう。
犬山城の一番の見どころは、国宝にも指定されている天守閣。どこかのコンクリキャッスルとは違って、犬山城の木造天守は500年近い時を超えた今も往時の姿をとどめている。
どこかのエレベーターキャッスルとは違って。
リトルワールドについて1週間…は無理だったので小1時間かけて語った記事はコチラ↓
リトルワールド – グルメと酒で世界を巡るリトルワールド
そしてこの犬山城、なんと「白帝城」という超イケてる別名がある。ヤバい。めっちゃカッコいい。白帝城だって。英語にしたらホワイトエンペラーキャッスルだよ。カッコよすぎじゃない?
この厨二心をくすぐる異名は、中国の白帝城というお城の名前をそのまま拝借したものだ。
長江流域の丘の上に建つ白帝城と、木曽川沿いの丘の上にそびえる犬山城の姿を重ねて、江戸時代の思想家・荻生徂徠が名付けたんだとか。由来までカッコいいとか完璧かよ。
ちなみに、名古屋城にも「金鯱(きんしゃち、きんこ)城」「金城」「蓬左(ほうさ)城」「柳(りゅう)ヶ城」などの別名がある。
…あれ、割とカッコいいじゃん。こういうところもっと押していこうよ名古屋城。
※蓬左:名古屋の別名。「蓬莱の宮(熱田神宮)の左側にある町」の意。
古い町屋やお屋敷を改装したお店がたくさん立ち並ぶ犬山城下町。それだけで既に絵になりまくりなんだけど、その情緒あふれる街並み以上に、今どきインスタ女子の心をつかんで離さないものがある。
それは、思わず写真を撮りたくなるカワイイお菓子の数々だ。
犬山城下町『昭和横丁』の中にある『茶処くらや』が提供する『恋小町だんご』。老舗から取り寄せた米粉を使ったお団子に、カラフルな餡がのったウルトラスーパーかわいいお菓子だ。味はスタンダードなこしあんから、あまおういちごやマンゴーなどのフルーツあん、はちみつレモンなど様々。
どれを食べようか迷ったら、4種類のお団子×2本とグリーンティがセットになった『ハイカラ恋小町セット』がおすすめ。カラフルなお団子が並ぶさまはまさに“映え”だ。
おなじく『昭和横丁』内、『七福亭 あきな』の『恋みくじ愛す』。名前からして“映え”の香りがすごいこちらは、ハート形のジェラートアイスに『恋みくじ』がついてくるというもの。苺ミルク、マンゴー、抹茶などカラフルなアイスが並ぶ様子はカワイイの一言。
いくらカワイイからって写真撮るのに夢中になってると、どんどん溶けて大惨事…なんてことにもなりかねない。さっさと撮ってさっさと食べよう。
犬山城下町『桜屋菓舗(さくらやかほ)』の『舞のかざし』は、桜の花をモチーフにした超フォトジェニックなお菓子。桜の花と花びらをイメージした和菓子をあしらった串が、まるで本物のかんざしみたいでカワイイと話題なんだとか。
秋には紅葉モチーフのお菓子に変わるんだって!
2018年8月現在、犬山城は財団法人「犬山城白帝文庫」というところが所有・管理している。
この白帝文庫の理事長を務めるのは、代々犬山城の城主を務めてきた成瀬家13代当主の妹、成瀬淳子さん。世が世なら女城主。ちなみに、犬山城の関係者からは「お姫様」と呼ばれてるとかいないとか。
ラストエンペラーならぬラストプリンセス。白帝城だからラストホワイトエンペラーか。なんだかロマン感じちゃうね。
そんなお姫様が守る犬山城には、もちろんそのお姫様を守る武将たちもいる。その名も「犬山城下町イケメン甲冑隊」。こちらの武将隊は、名古屋城の某おもてなし武将隊とは無関係な模様。
コラボとかやったら面白いのにね。犬山城VS名古屋城とかね。
江戸時代の古い町並みや昭和の懐かしい雰囲気が残り、カワイイお菓子やフォトスポットにも事欠かない犬山城下町。
せっかくだから、フォトジェニックな装いで楽しみたい!そんなあなたにおすすめなのが、「犬山日和」。着物・浴衣レンタルの専門店で、着付けやヘアセットもやってくれるお店だ。
犬山駅から城下町に向かう道中にあるお店なので、立ち寄りやすいのも魅力。さらに、大きな手荷物も預かってくれるという至れり尽くせり具合。これを利用しない手はないね。
詳しくはコチラ:犬山日和 – 犬山城下町の着物&浴衣レンタル専門店
抜群のロケーションに合わせた装いで、身も心もフォトジェニックに犬山城下町を楽しもう。
インスタ映えどころかガッカリ名所呼ばわりされる城、名古屋城についてはコチラ:名古屋城 – 名古屋城のことがっかり城って言うのやめよう?
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